



八朔の根元・枝に食害を発見!害虫撃退からトップジンMペーストの塗り方・水やり管理まとめ
大切に育てている八朔の根元や枝を確認したところ、一部が不自然にかじられており、ベタベタとした粘着質(樹脂・樹液)が付着しているのを発見しました。どうやらテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)や穿孔虫、あるいは飛来する害虫に食害されているようです。発見からの対応とケアの手順をまとめました。
1. 害虫駆除(オルトランDX粒剤の散布)
まずは土の中や根周辺に潜む害虫を駆除するため、オルトランDX粒剤を株元に散布しました。
- 適量の目安:6号鉢程度の鉢植えの場合、1株あたり1g〜2gを目安に株元の土へ散布します。
- 【超重要】コンパニオンプランツの食用不可:オルトランDXは成分が植物全体に行き渡る「浸透移行性」の薬剤です。鉢の中で一緒に生えている大葉(シソ)などの食用ハーブ・野菜も薬剤を吸収してしまうため、今後は絶対に食べないよう注意してください。
2. テッポウムシ・枝食害への追加アプローチ
幹の深部に潜むテッポウムシや、枝の上部に飛来するかじり虫には、粒剤だけでは届かない場合があります。以下の追撃対策を併用します。
- 穿孔穴のチェックと直接注入:幹に穴が開いていて新しい木くず(フラス)が出続ける場合は、ノズル付きスプレー(園芸用キンチョールEなど)を穴に直接噴射して退治します。
- 枝への防護スプレー:枝のかじられた部分には、果樹用の防護スプレー(ベニカXファインスプレーなど)を散布してガードします。
- 夜間・早朝の巡回:カミキリムシ成虫やヨトウムシなどは夜間に活動するため、日が落ちてからライトで照らして犯人を直接撃退するのも有効です。
3. 傷口の保護と「樹液でペーストが浮いた時」の対応
食害部分から雑菌が侵入するのを防ぐため、癒合剤「トップジンMペースト」で保護を行います。
- 傷口の拭き取り:塗る前に、浮き出た樹液や汚れ、虫の死骸などを濡らしたティッシュ等で綺麗に拭き取ります。
- 樹脂(樹液)で浮いた場合:木が自衛のために樹液を押し出し、ペーストに亀裂が入ったり浮いてしまった場合は、一度浮いた部分とネバネバをしっかり拭き取ってから塗り直しを行います。
4. プロ直伝!トップジンMペーストを上手・綺麗に塗る5つのコツ
剥がれにくく、効果を最大限に発揮させるための塗り方のポイントです。
- 下処理(水分・樹液の拭き取り):塗る直前にキッチンペーパー等で傷口の水分やネバネバをポンポンと完全に拭き取ります。
- 道具の活用:ヘラや使い捨て手袋を着用した指を使い、ケーキにクリームを塗る要領で均一に伸ばします。
- 塗り幅(一回り大きく):傷口ピッタリではなく、周りの健全な皮まで1〜2mmほど食み出るように広く覆います。
- 厚み(薄くピタッと):厚塗りは樹液で浮く原因になります。ジャムを薄く塗り拡げるイメージで密着させます。
- タイミング(晴れた日の午前中):乾くまで半日程度かかるため、しっかり乾燥させられる晴れた日の午前中に作業します。
5. 復調までの水やりの注意点
株や根元がダメージを受けている時期は、水やりにも配慮が必要です。
- 水のやりすぎ(過湿)を防ぐ:弱っている時の過剰な水分は根腐れや茎腐れの原因になります。
- メリハリのある水やり:「土の表面がしっかり乾いたのを確認してから、鉢底から流れ出るまでたっぷり与える」を徹底します。
- 傷口・ペーストに直接水をかけない:塗りたてのペーストが流れたり傷口が湿気るのを防ぐため、水やりは株元の土へ優しく与えます。
